【自己紹介】はじめまして、いちとつぐひと申します、
こんにちは。はじめまして、いちとつぐひと申します。
英語では「ichito thuguhi」と書き、数字では「110291」と書き表すでしょう。「十万二百九十一」と覚えるか、「110番」と覚えるかはあなた次第ですが、禁止されるとやりたくなるように、覚えようとするものほど覚えないもの。なので忘れてください。
はじめましてと言えば、自己紹介をするのが恒例行事となっておりますが、忘れろと言った手前くどくどと話すのもどうかといった心境。なので、自己紹介について話そうと思います。
「自己紹介」学校や会社などの一日目と言えばこれ、といった印象を受ける言葉でございます。
数少ない方たちはそれをすることが、好きだとかワクワクするだとか自己紹介 好感度が高いですが、大多数の方たちはかったるい印象をお持ちのことでしょう。かくいう僕は自己紹介は割と好きです。
しかし面倒だという感情も、人並み以上に持ち合わせております。「第一印象は大事だ」という話は何度も聞いたことがありますが、実際に公衆の面前に立つとベストパフォーマンスは不可能と言っていいでしょう。心臓に毛の生えた方以外は。何故難しいのか、勝手に考察していきたいと思います。
まず一つ目はこれ「タダノコミュショウ」。タダノコミュショウ、ナニソレオイシイノ? 美味しいですよね、とくにアスパラガスが、アスパラガスは嫌いですが。ええ、特に言うことも無いですね。そもそも人と話すことが得意ではないのに、大勢に注目されながらなんてもってのほか。はやく椅子と友達になりたいこと間違いなし。
二つ目はこれ👀。
そして三つ目は、趣味特技好きなこと。これです。
場所にはよりますが、そんな仲良くない初対面の人に堂々と伝えられる趣味なんぞ、無い。言える人はその趣味を堂々と満喫してください。言えない人はなんとかいい感じの趣味かもしれないものを絞り出し、なるべく目立たずに着地点を見つけられるよう頑張りましょう。
オススメは「音楽を聴くこと」と「映画鑑賞」です。よっぽどその分野に好きな人がいなければスルーされます。多分。逆に個性を出さないといけない場合は、本当に好きなものを言うか、無いですと伝えるといいでしょう。あ、僕は試したことないので、全て自己責任でお願いします。
さらに難しいのは特技。それは好きだし、趣味には入るけど、得意ってほどでもないんだよな。そんな特技のなりそこないを本当に言っていいのか? という葛藤、でもそれしかないよなという諦め。そもそも何故、名前と「よろしくお願いします」だけでは駄目なのか、黒板に書かれた言うことリスト、どうせ大人数の中の1人忘れてしまうことなのに、むしろ忘れてほしいからこそ考えなくてはいけない、自己紹介最大の難関と言っても過言ではないでしょう。
「一番好きな食べ物ってなに? 逆に嫌いなものは?」
この問い。なんと簡単なようで、難しいんだろう。うーん、やっぱりネギトロかな、いやでも一位って感じではないかな、甘いものだと六花亭のバターサンドは外せないし、でもあんまり食べはしないな。酸っぱいものも好きなんだよな、でもこれといったものは無いな、よく食べるものとか……ハッカ飴? いや違うな。嫌いなもの……アスパラガス ゴーヤ ピーマン、こんなに簡単に出てくるのに。
もしや質問の意図が曖昧なのが悪いのでは……? 寿司ネタの中でとか、お菓子の中でとか聞いてくれれば、そうか最初に宣言を入れればいいのか!
「好きなものはお菓子の中だと、アスパラガスです。嫌いなものはアスパラガスです。」
これで自己紹介も万事解決だな。あとは「よろしくお願いします」を伝えれば、
「自分をものに例えると何?」
ん???
「えっと、……雲?」
さて今回は、自己紹介をしていきましたが、とくにこれと言って特筆すべき点はないので、覚えて帰ってください。次に皆さんが自己紹介をするときには、事前準備をするか、もういっそ自己紹介を回避する方法を探して、上手くいくことを祈っております。それでは、これからも
よろしくお願いいたします。